自分の人生を生きる
子育ての目標を問われたら、何と答えますか?
私だったら「自分の人生を生きることができる大人に育てたい」と答えるでしょう。
”自分の人生を生きる”ということは「他人の人生の肩代わりはしない」ということでもあるし、「自分の人生を人に預けない」ということでもあります。
では、自分の人生を生きるために必要なことは何かと問われたら、なんと答えますか?
私だったら、そうだな・・・。
「責任を引き受けられる力」だと答えるかな。
責任を引き受けられる人こそが、自立していると言えるからです。
ただ気をつけなくちゃいけないのは、依存と自立を対比して捉えないことです。
依存していない人を自立と呼ぶわけではないのです。
程よくお互いに依存ができる関係が望ましく、お互いの心が安定できるように、適度に依存する関係が、健康な関係だと言えるのです。
そうでなければ「孤立」になります。
依存を徹底的に排除した関係は「孤立」。
孤立した状態を、自立とは呼ばないのです。
お互いを必要とし合う健康な依存関係は大切。
相手の幸せのために、自分なりの責任を果たす。
その等価交換があるからこそ、人生を豊かに生きることができるのだろうと思うのです。