一人で抱えないで。

個別相談を始めることにしました。
とはいっても、日中は仕事があるので、ほとんど夜の数日しかないのですが、それでも、頑張っている方に寄り添えることに、喜びと希望を感じます。

自分に向き合うのは辛いものです。
でも、勇気のある方は、必ず自分と向き合い、人としての奥行きを深めていかれるので、傍にいるだけで、私の方が学ばせていただくことが多いのです。

世の中の出来事は、全て自然の法則に則っています。
人が老いて、病気になり、死んでいくのも、やはり自然なこと。
未来に希望が溢れ、自分の力でなんでも切り開ける、成功に導けると感じているうちは、現状に対する不満を感じることもありますが、今が永遠に続くとは限らないと思う体験をすると、人はそれまでの価値観を変えることができるのです。

例えば、自分がどんなに疲れていても、お腹が空いていても、自分より疲れている人、苦しんでいる人に、自分の持っているものを譲ることができる。
人は、自由に選択できる意思を持っているのです。

その意思さえあれば、どんなに苦しい状況に置かれていても、生きる意味を見出し、新しい価値観を手に入れることができる。
生きていれば、どんなに頑張っても、どうすることもできないことに遭遇することがあります。
でもそれは、見方を変えれば、大きな成長のチャンスでもある。
壁にぶつかれば、当然、自分のこれまでを振り返り、なぜ防げなかったのか後悔したり、悔しさが襲ってきます。でもそれは、万事うまくいく状況下では決して学べなかったこと。
自分を振り返ることができない人は、しばらくすると、また同じ失敗をくり返しますからね。
苦しみは、実は学ぶことが大変多いものなのです。

私は、成功することだけを目標にしている人は苦手です。
若いうちはいいとして、ある年齢に達してきたら、もっと人として熟すことを目指すべきだと思っています。
そう、成功よりも、しあわせとは何かを、もっと深く知りにいく必要があるのです。

成功は、「成功しにいく」ことを指します。
でもしあわせは、「幸せを感じる」ことを指します。
しあわせは、自分だけで感じるものではなく、誰かと共有することで倍増するもの。
だから、周りにいる人が、しあわせであるかを気にしないわけにはいかないのです。

人は何にしあわせを感じるか、これも自由な意思が決めていいのです。
今ある自分の状況を、どう感じるか。
もし、悲しみや苦しみしか浮かばない人がいるとしたら、実は、まだ気づいていない「しあわせ」に、気づける、そんなお手伝いをしたいと思うのです。

■□■ 個別カウンセリングをご希望の方は、ホームページをご覧ください。