きょうだいの心育て

子育て相談をしていると、きょうだいの心育てに関するご相談が結構あります。
内容には、ある程度パターンがあり、一番多いのが「上の子」に関することです。

今では「上の子嫌い症候群」という言葉もあるようですが、上の子を受け入れられないのは、ホルモンの影響だったり、夫婦関係や、ママ自身の性格や育ちの中で引きずってきたものが影響していることもあります。

いずれにしても「わが子を可愛いと思えない」というのは、母親としてとても辛い体験になります。
まわりには愛おしそうに子どもを抱く母親がたくさんいるのに、自分はあんな風にできない…と、自分が母親として欠けていると罪悪感に襲われ、取り返しのつかないことをしていると自分を責めてしまうのです。

次いで、ご相談に多いのは、3人きょうだいの真ん中の子についてです。
上と下に挟まれた真ん中の子は、ちょっと複雑な体験をしますので、心配になるのです。
これは、子どもからすれば、ちゃんと感じ取ってくれるママだということです。

そして、一人っ子のママも心配は尽きません。
確かに一人っ子の置かれる環境は独特な部分もありますが、だからといって人格形成に問題が生じるということはありません。
むしろ、気にかけていることで、バランスが取れる環境になっていることの方が多いのです。

いずれにしても、ひょっとしたら親子関係以上に重要な環境要因となる「きょうだい」について、その特性を知っておくことは、今の時代、とても重要だと感じています。
次回のエビデンス育児講座は「きょうだいの心育て」です❣️
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■□■エビデンス育児講座
「きょうだいの心育て」
11月21日（日）10：00〜11：30