親にも「社会的な親」が必要なのです

昨日「保護者対応の技術」のオンラインセミナーを開催しました。
今回も、とても素敵な意欲の高い先生方が集まってくださいました❣️

保育現場では、保護者の対応に悩むことが増えてきています。
それは、保護者側の問題もありますが、保護者が置かれている環境がどんどん変化しているのに対し、それに追いついていない保育現場の実情も原因の一つだと感じています。

これまでは、子どもを預かるだけでよかった保育園や幼稚園。
子どもを見る保育士たちは、ある意味、子どもたちと元気いっぱいに走り回れる、若くて元気が良くて「子ども好き」であればよかったのです。

人の土台を作る時期の、専門スキルを有する職業という視点は乏しく、どうせ数年で入れ替わるのだからと、ずっとみられてきました。
ところが、社会の変化に伴い、求められるものがどんどん増えているのです。

旧態依然としている現場は多く、若くてやる気のある保育士たちが、知恵を出し合って、時代に合った現場にしていこう!と思っても、せっかくの士気を下げてしまうのは、もったいないことです。
経験年数だけでなく、専門知識や人格適正が重視される職場にならなければ、優秀な人材は流出してしまうでしょう。

急速に変化する時代の中で、経済を支える若い親たちの置かれる窮状は、大変なものがあります。
当然、支え手となるために求められるスキルも、昔と同じというわけにはいかないのです。

セミナーに参加される先生方は、比較的若い方が多いです。
自分なりに「保護者対応」の力を身につけたいと思っていらっしゃる有望な方が多いことに、救われる思いです。
保護者対応とはいえども、これは人間関係に関する技術。
どんな相手であれ、信頼関係を築いていくためには、相手がどんな人なのかを知らずしては、手をつなぐことは出来ません。
現場で、毎日顔を合わせている保護者なのに、置かれた状況を知っている人は驚くほど少ない。
それは、見ようとしなければ、見えないということを意味します。

時代が変化していく今だからこそ、若い保育士の先生方が、自分の仕事に大きな希望を抱けるようにしなければなりません。
それには、保護者から心の「ありがとう」が届く技術を身につけることです。
そのための、根拠のある知恵を引き出しにいっぱいにしてあげたいと思うのです。

子どもの成長に影響を与えるのは、可愛い園服や、園舎、園バスではありません。
「人」です。
子どものどこを見て、保護者の何を理解し、どうなることを望んでいる「人」なのかによって、誘われる方向が決まるのです。
だから、子どもと関わる先生が、一番安心に包まれて欲しい。
保護者と強い信頼を築ける「知恵」と「心」を持っていて欲しい。
そのために私たちができることを、粛々と進めていこうと思います。

「保護者対応の技術」の情報はこちらです↓

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今後も保育力レベルアップ研修会を開催していきます!
11月28日(日)10:30〜12:00
12月26日(日)10:00〜11:30
ぜひ「人のつくられ方」を学びながら、保護者対応の技術を身につけてください。

■□■保育力レベルアップ研修会
〈保護者対応の技術〉

それぞれにお申し込みを受け付けています↓↓
11月28日(日)10:30〜12:00
12月26日(日)10:00〜11:30



■□■エビデンス育児講座
「きょうだいの心育て」
11月21日(日)10:00〜11:30


■□■ちばぼうさん主催
「折れない心の育て方〜人生は七転び八起き!〜」
12月5日(日)10:00〜11:30



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