ご褒美

久しぶりにご褒美💕
朝から新国立美術館で開催の「メトロポリタン美術展」に行ってきました❣️

「ルネサンス」から「バロック」「ロココ」そして、「新古典」から最後は「印象派」まで、幅広く三ブロックに分かれて展示されていました。

美術史は本当に面白いです。
「理論」と「感情」が交互に入れ替わり、時代を築いていくなあと思います。

堅苦しく、平面的で超然として描かれたキリストや聖母子像の中世画の時代から、より立体的でより人間らしく感情豊かに描かれる時代ルネッサンスの到来。

均衡のとれた構成を意図的に崩して、動きをダイナミックに出すバロックが生まれ、優雅で甘美なロココへと時代は移り変わります。

ところが、その後、この流れは大きく否定されます。
理想や装飾で飾られた表現ではなく、現実に即した写実的な表現にしようという新古典主義が台頭し、そして、しばらくして、美術界の大革新となる印象派が生まれます。戸外に出て光を巧みに取り扱い、一般市民も楽しめる芸術運動となっていきます。

大雑把に表現すれば、「理論派」と「感情派」が交互にやってきて、今を否定して新しい時代を築いていく。
なんとなく、今の時代にも当てはまるような気がします。

「理論」が大事で、「感情」を揺らさず、人と距離を取る生き方が主流を占める現代から、いずれやってくる反動と修正。きっと「感情」こそ人間たらしめる大切なものだと、感情にことのほか価値を見出す時代が来るのでは・・・。そんなことを思いながら見ていました。
数百年経っても輝きが衰えることはない、まるで宝石のような絵の数々を眺めることができて、もう胸がいっぱいです。

こちらはもう一つのご褒美💕
スタバの「桜カシス ストロベリー白玉フラペチーノ」💕

■鶯千恭子noteブログ



Follow me!

PAGE TOP