子どもの振る舞いには必ず意味がある
子どもが学校に行かれなくなったり、いじめられていることがわかったら、親としては大変ショックだろうと思います。
親もなんとかしたいと思うし、子どももなんとかしたいと思う。
それなのに、うまく問題が解決につながっていかない。
それどころか、こじれて悪化してしまうこともあります。
その場合、親も一旦問題から離れて考えることができたらいいですね。
子どもの振る舞いには、必ず意味があるんです。必ず。
なので、その読み解きがとても大切なので、頭の中をフラットにできるかどうかが重要なのです。
見たままで、子どもの発した言葉通りに判断してしまうと、大きく間違えてしまい、正反対の判断をしてしまうこともあるかもしれません。
なかなか自分の力だけでは、正確な読み取りが難しい場合は、信頼できる人に相談した方がいいです。
信頼できるとは、お子さんの気持ちを代弁できる人のことを指します。
お子さんの気持ちを代弁できる人というのは、既成概念から離れて考えることができる人です。
多く問題は、子どもの立場に立てず、常識というレールの上からしか見れない場合に、こじれるからです。
子どもの問題行動は、原因ではありません。
あくまでも結果です。
だから問題行動ばかりを正そうとしても無意味です。
それよりも、子どもの安心できる場所はちゃんと機能できているか。
自分を価値のある存在だと感じられているか。
そこを丁寧に見てあげることが急務なのです。
安心できる居場所をなくしている、自分には価値がないと思っているときに、問題行動は起こるからです。
苦しんでいるようだったら、すぐに安心できる居場所を確保してあげる必要があります。
そして、自分は価値ある存在だと思えるためには、心を丁寧に扱うこと。
つまり、丁寧に、優しく、心からの声を聞く姿勢を持つこと。
間違っても遮ったり、否定したり、いい加減な返答をしないことです。
言葉につまったら、目を見つめ、そのまま大きくうなづくだけでもいいのです。
悲しみが襲ってきたら、涙を流してください。
自信をなくしている、傷ついている、悲しんでいる気持ちを、自分ことのように感じ、どれほど深く理解してあげられるかにかかっているからです。(鶯)
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8月29日(日)10:30〜12:00