ピグマリオン効果

ピグマリオンを知っていますか?

ギリシャ神話に登場する彫刻家で、キプロス島の王とも言われている男性の名前です。
女性嫌いだった彼は「一生結婚はしない」と誓っていました。
ある日、彼は大理石で乙女像を彫っていました。
その出来栄えはとても美しく、彼はこの像に一目惚れをしてしまったのです。

ガラテアと名付けた乙女像を大切にし、心から愛するようになり、やがて彼女を妻にしたいと願うようになります。ところが添い寝をしてもガラテアのからだは冷たく硬いままで、彼はとても悲しんでいました。

ある日、キプロス島でヴィーナスの祭りがあった際に、ピグマリオンは「どうかあの乙女を私に授けてください」と祈ります。
ヴィーナスは、彼の愛を本物だと汲み取り、願いを叶えてくれたのです。
彼は帰宅し、乙女の石像に口づけをすると、石像は柔らかく温かい人間の身体になり、こうして二人は結婚し、幸せに暮らしたというお話です。

このテーマの絵画はたくさん描かれていますが
一番のお気に入りの「ジャン=レオン・ジェローム作1890年」を見てきました。
しなやかな動きがなんとも美しく
何度も何度も食い入るように見入ってしまいました。
と〜っても魅了されました💕

実は、ここから「ピグマリオン効果」が生まれています。
ピグマリオン効果とは、教師の期待によって
子どもたちの学習者の成績が向上する、という心理的行動のことです。
そう!人間は、期待された通りに成果を出す傾向を持つのです💕

だから「願うこと」「期待すること」それを「心から信じること」がとっても大事なのです❣️

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