集団思考

いろんな集団を深く観察する機会があり「集団って面白い❣️」と思ったので、少し書き留めておきたいと思います。

何か目的を持った人たちが集まる集団があったとします。
我々もいくつかの集団に属しているかと思うのですが、日頃、属している集団が、どんな特徴を持っているかということを、気にする事は少ないかもしれません。
でも、改めて眺めてみると、集団って面白い動きをするんです。

例えば、職場という集団なんかはいい例です。
職場は、売り上げを上げるとか、お客様を増やすとか、病院であれば、質の良い医療や看護を提供するなど、共有する目的があるはずなんです。
本当は・・・。
でも、その目的が、時々消える。
時々じゃなく、ずっと消えてしまう、ということもあります。

それはなぜか。
ひょっとしたら、消した方が居心地がよくなるからだ、とも言えますね。
目的を消した方が「あれこれ深く考えないで済む」といってもいいです。
考えちゃうと、感情が揺れてしまうし、判断しなくちゃいけないことも出てくるくので、それを避けたい時などは「目的を意識しないようにする」ということを、人は無意識に選択するのかもしれません。

その結果、よく言われる「集団思考」を発生させるようです。
集団思考の特徴について、一般的に言われていることをまとめておきますね。
よかったら参考にしてみてください。

◉集団内で「同調圧」が高いと、集団思考が発生しやすくなる。

◉集団メンバーの態度の均質性が高く、似た者同士だと、偏った決定をしやすい。

◉集団凝集性の高い(親密性が高い)と、思考・発言が抑制されやすい。

◉集団の意思決定の質は、個人の意思決定に比べて劣る。

大きな集団を動かさなければならないリーダーたちは、厳選された性質の違う数人が、意見をぶつからせることができる、ということがとても大事なのかなと思うのです。
でも、それはとても勇気のいることだし、ストレスがかかることです。
だから、ついつい気がつくと、似たもの同士になってしまう。
似たもの同士がいくら時間をかけて話し合ったところで、上記のような「集団思考」が発生していれば、偏った判断しかできない。
…なんてことになりかねません。

反対に、腹を割って、意見をぶつけ合うことを求める「力のある賢いリーダー」が数人集まれば、魅力ある集団を形成していくんでしょうね。
素晴らしい集団を見ると心から感動するのは、その陰に、優れたリーダーたちがいることがわかるからなんです。



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