若者の心を全力で守る

「若者の心を全力で守る」
そんな言葉がふと浮かびました。

社会問題に真っ向から立ち向かう若者の存在を知り
感動させられることが多いからでしょうか。

人を理解する上で欠かせないのが
「時代を見る力」です。
人のつくられ方は
時代背景の影響を強く受けるものだからです。

先日行ったオンライン講座「時代を読む」
に参加したみなさんの課題を読み返し
改めて自分のつくられ方と
混乱極める問題山積みの今を
振り返ってみたんです。

経済が上向きで人口が増え続ける中に生まれ育った私と
経済が下降し、世界中が不穏な空気に包まれている現代を生きる若者たち。
育った時代が大きく違う人たちが混在するのが現代。

私の時代は、偏差値が学校に導入され、金八先生が大ブーム。
吹き荒れる「校内暴力」。
「なめんなよ」が大流行。
手が付けられないと感じた大人たちは
私たちを「新人類」と呼び
「常識が通じない」
「忍耐力がない」
「甘えが強い」と揶揄しました。

経済は好景気に突入。
不動産ブームが巻き起こり
「ブランド」「贅沢」「豪華」なものに目を輝かせ
ド派手なファッションに身を包んだ若い人たち。
特に女性たちが肩で風を斬り
気取って街を歩いる姿をたくさん目にしました。

「甘えている」と言われれば
そうかもしれない、そんな時代でした。
嫌なことは大人のせい、学校のせいにして
まるで大きな子どもが
駄々をこねているようにも見える。

でもそれは、社会や大人の心の冷たさに
抗議しているものだったようにも感じる。

そして今。
今度は「最近の若者は」と揶揄する側に立つ。
若者は、大人たちが手をつけず残したままの
山積みの問題を前に
抗議するのではなく
なんとかしようと行動を起こす。
そんな若者パワーに
とても頭が下がるのです。

「死にたい」と苦しんでいる若者が
藁をも掴む思いで発信してくるメッセージを
とにかく拾いたいと
立ち上げた事業に奮闘する20代。

電話ではハードルが高く
今時らしいSNSでの書き込みが
後を絶たない。
受け皿を増やして欲しいと
悲痛な声がニュースで流れていました。

若者たちの心を全力で守る。

それは、子育てがひと段落した
50代、60代、70代の仕事。
老後の心配をして保身になり
我先にと防衛的になるんじゃなくて
誰かのために役に立つ。
まだやれることはたくさんある。
いや、やらなくちゃいけないことがあるよ。
そう思えてならないのです。

頑張ろう50代。
力を貸して60代。
まだまだやれるよ70代。
若者たちの心を全力で守ろう。

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